布団乾燥機でダニは本当に退治できる?適切な布団乾燥機の選び方
布団乾燥機は梅雨や雪国の冬の時期などに活躍できますよね。定期的に干すことができなければ、布団はやはり汚れてしまいますし、ダニの住処ともなってしまうからです。
そんな布団乾燥機ですが、ダニを退治するのに有効だとの声もあがっています。
しかしながら反対意見もあるなど、簡単にまとめることは難しいということも言われているのです。
実際、布団乾燥機でダニを退治することは可能なのでしょうか?
布団乾燥機でダニは退治できる?
布団乾燥機は様々なメーカーから販売されています。
最近のものであれば、どの種類であっても、ダニを退治できる機能が搭載されているので、メーカーによる性能の差というものは少なくなっています。
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布団乾燥機は掛布団と敷布団の隙間に、温風を送り込むことによって布団を乾燥させるという仕組みを持っています。
ダニはおよそ50℃以上の気温になると死滅するとされており、温風を送りこむことで、布団を乾燥させてダニを殺すという特徴を持ちます。
こう考えると、布団乾燥機は乾燥もできるしダニをも殺してくれるので、まさに一石二鳥のような感じがしますよね。ですが実際はそこまで簡単な話じゃないのが実情のようです。
というのも、ダニを退治するには瞬間的に温風を当てれば良いというものではなく、長時間、およそ2時間を4回ほどが必要となります。
つまりダニは温度が50℃になったらすぐに死ぬのではなく、その環境が長い時間続かなければなりません。
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また、ダニは生きていますから環境に適さなければ自分で移動をします。そのため比較的温度が低い布団の内側や反対側へ移動してしまうので、そうすると当然ながら効果は減少してしまいます。
さらに死滅したダニや糞はハウスダストやアレルギーの原因となりますので、それらを除去することが必要です。
このことから、布団乾燥機でダニ退治をするには布団1セットを、ほぼ1日中回しつづけなければならずにかなりコストがかかります。
布団乾燥機は最新式を選ぼう
布団乾燥機でダニを退治するには、時間がかかるし効果が薄くなる可能性もあります。そこで大切なのが適切な布団乾燥機の選び方です。
現在はどのメーカーも同じような仕組みを採用しているので、好みのメーカーやデザインなどで選んでも問題はないでしょう。ですが古くからあるタイプですと、マット式を採用している場合が多いです。
掛布団と敷布団の間に乾燥マットを敷き、この間に温風を送ることによって布団を乾燥させるというものです。コストがかかるわりに、効率的な乾燥が実現できなかったのが、最近はその課題もクリアされてきています。
布団乾燥機があるおかげで、ダニを退治するために天日干しをする手間が省けます。
ですがマット式ですと、乾燥マットをいちいちたたまなければいけないという面倒なことになっていたのですが、それもノズル式という最新式になってからは解決されました。
布団乾燥機にダニ退治の能力には差がなかった…
布団乾燥機でダニを退治できると聞けば、とても嬉しいですし便利だと感じますよね。ですがダニもバカではないということと、温度を一定に保ち続けるにはコストがかかるという点が厄介なのです。
そのため布団乾燥機ではダニを退治することはできないという意見が、ネット上で見られたりするのですが、退治できるという話も聞きます。
天日干しにしたとしても、ダニは日陰のほうへ移動するので裏返す作業が必要となります。布団乾燥機の場合は後片付けが大変で、時間がかかることも多いです。
どちらも長所と短所がありますから、自分に合う方法を選ぶのが良いかもしれません。ただ梅雨時期や雪国の冬など晴れ間が少なく湿気が高い場合には、布団乾燥機に頼らなくてはいけない場合もあります。
ダニの退治能力にメーカーで差はほとんどありませんから、好きなものを選んで大丈夫です。
引き続き、「虫・寄生虫によるトラブル」を紹介していきます↓
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